3. 電車に乗れない鉄道ファン!!パニック障がいと電車の付き合い方(後編)

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1(前編)、2(中編)では、パニック障がいという状況と僕のエピソードをお伝えしました。

 

今回は、パニック障がいになった本人に対して、周りの人がどう対応すればいいか、僕なりに伝えます。

 

本人が説明しても、周りに理解されない

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」


まず、僕が周りに、「パニック障がいというのはこういう症状で。。。」とか、「電車に乗れないのは、こういう状況で。。。」と、

建設的に一生懸命説明しても、なかなか伝わらないです。

 

理由は簡単で、大多数の人は電車に当たり前に乗れるので、「なんで乗れないんだ!?」と思われるのが、自然な流れだと思います。

 

本人の努力不足だと決めつけない

 

だからこそ、周りは、本人に「なんで乗れないんだ!?」「そんなはずはない!」と言ってしまうかもしれません。

 

でも、本人は好きで電車に乗れなくなったのではありません。本人が一番悔しいです。

 

まずは、周りは、本やネットで検索して、パニック障がいという症状があるんだという発見からスタートしましょう。

 

また、僕は無理して乗ろうとして、無理やり乗って、電車に乗るのが嫌になった経験があります。

 

鉄道ファン20年以上のこの僕が!電車に乗るのが嫌になったって言うくらい!苦しい経験をしてます。

 

鉄道ファンじゃなければ、さらに乗り越えるハードルが高いと思います。



その上で、周りが本人を責めだすと、本人は心を開かなくなって、相談しなくなり、安心感がなくなります。

 

だからこそ!僕は、パニック障がいになった本人だけではなく、周りの人にも、ぜひこの記事が伝わって、共に乗り越えていく形になると嬉しいです。

 

専門家や経験者を見つけて相談する

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

本人が自分から行動できたら一番いいですが、周りが本人のために、情報を集めてあげるといいでしょう。

 

また、周りが、本人の努力不足だと思ってしまうのは、なぜ本人が電車に乗れないのか理由が分からない」のが要因だと思います。

 

理由が分かるとホッとします。対応策も見えてきます。



その上で、まずやることは、「分かる人を探すこと」です。

 

「分かる人」というのがポイントです。

「分かる人」というのは、パニック障がいの人と向き合ったことのある専門家や、経験者です。

 

例えば。。。

●腕のいい精神科の医者に診てもらう

→薬を出して解決ではなく、患者や付添の人の話を聞いてくれる医者で、行動の修正をアドバイスをしてくれる医者

 

●心理カウンセラー

 

●公的機関へ電話する、足を運んで、情報を得る

→市役所や社会福祉協議会、福祉事務所、福祉施設など

 

●自助会、互助会、家族会

→公的機関などで情報を得られます。

 

●ネットやYOUTUBEで「パニック障がい」と検索する

→経験者にコンタクトを取ることができます。

 

相談できるところは、いーーーーーーーーーーーーっぱいあります!

 

ぜひ、「分かる人を探す」ために、情報を仕入れてほしいです

 

必ず、本人にとっても周りにとっても、ヒントが得られます。

 

ちなみに藤永も経験談を伝えることができるので、お問い合わせフォームからご連絡いただけたら、相談に乗ります。

 

本人と「分かる人」をつなげる

手をつなぐ 「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」


情報を仕入れたら、本人に、提案してみましょう。

 

「電車に乗れるために、(パニック障がいが回復するために)ヒントが得られるかもしれないから、○○さんのところへ行ってみませんか?」と。

 

ポイントは、押し付けにならないように、本人に選択してもらうことです。

 

本人が電車に乗れるための扉を開けてあげましょう。

電車だけに、「扉」を開く(笑)

 

本人に任せる

 

まるで投げやりな言い方に見えますが、それも本人のためになると、個人的には思います。

 

理由は、いくら周りがサポートしても!

最後は本人にとって納得するやり方を実践して!

経験しながら、電車に乗れた!と感じることが一番です。

 

そして!本人から相談されたときにのるでもいいと思います。

 

ちなみに僕は、両親には大変申し訳ない言い方ですが、両親のアドバイスはあまり取り入れませんでした。

 

その代わり

相談する人を自分で決めたり、自分で、どうやったら乗れるか?どう自分でメンタルコントロールできるか?考えたり、実践しました。



そして、電車で片道行って、帰りになって、電車乗れなくなったとき、車で迎えに来てもらう(後述)など、助けてもらいました。

 

「一緒に乗ってみない?」と提案してみる。

ホームにすべりこんだ電車「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」


本人にとってすごくありがたい言葉です。

本人に安心感がプラスされます

安心感がプラスされると、電車に乗る意欲も出ます。

 

「一緒にやる。一緒に悩む」姿勢を見せてくれる人が信頼されますし、本人も心を開いてくれます。

 

どんな物事もそうですが、本当に相手のために。。。と思うのなら、自分も時間と労力を割く意識が大事です。

 

本人が失敗したときの受け皿になる

 

僕は、まず片道電車に乗って、帰るエネルギーがなかったら、親に迎えに来てもらいました。



また、乗る前に、親に「携帯出れるようにしておいて」と伝えました。

 

僕は、電車に乗るチャレンジをしたはじめのうちは、片道でギブアップの連続でした。その度に親に迎えにきてもらいまくりでした。

 

親は、そのことは責めたりしませんでした。

 

本人がチャレンジしやすいように、失敗したときに周りがフォローしてあげると、本人はさらにチャレンジしやすくなります

 

ハッキリ言います!

失敗せずに成功した人はいません!

 

日本では、「失敗が悪」な空気感はまだまだあると思います。

また、失敗した1回を責める人のアドバイスを聞いてたら、チャレンジできなくなります。

 

サッカーで10本シュート打って、ゴールを2本入ったとします。

・入らなった8本を責めるのか?

・入った2本を評価するのか?

本人にとって嬉しくて次の意欲が湧くのは、後者だと思います。

 

本人が達成したら褒める

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」


周りが「電車に乗れるとか当然じゃん」というスタンスでいると、本人は心を開かなくなります。

 

1駅電車に乗れたら、まずは本人を褒めてあげましょう

そうすると、本人も、次も頑張ろうと思えてきます。

 

本人に夢を伝え続ける

大阪ではないけど、アドベンチャーワールドのパンダ


 

僕は大阪の友人から、「大阪までたどり着けたら、一緒に串カツ食べよう!」と言われました。

すごく嬉しかったです!たどり着けるようになりたい!って思います!

 

電車に乗れた先に何があるか?伝えてあげると本人のモチベーションアップにつながります。

 

乗れなくてもいい!人生が前に進むアドバイスをする

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」


記事では、乗れるためのアドバイスを書いてますが、

僕は、2番線で、「電車に乗りたいと思うまで待ちましょう」と書きました

 

周りにとっては、本人が急に電車に乗れなくなったことを、ビックリして重く受け止めてしまうかもしれません。

 

ただ、「電車に乗れない」=「人生が進まない」ではありません

 

電車に乗れなくても、ある程度は人生は切り開けるんです!

 

例えば僕は、無理やり電車に乗るのではなく、そのエネルギーを、他のことに回しました。

 

「自己分析を徹底的にする」

「将来何をしたいか考える」

「お金の勉強をする」

「開業届け出して、仕事を仕入れる」

とか。

 

電車に乗れなくても、人生は、切り開けます!

その結果、まさか開業届を出すとは思いませんでしたが(笑)

 

周りは、本人の人生を応援してほしいです。

 

電車に乗れてなくてショックを受けてる本人に、

将来が切り開くために、どんな言葉をかけたらいいか?どんな道筋や夢を提案したらいいか?伝えてあげることが大事だと思います。

 

本人は、その言葉をありがたいと受け止め、周りや社会に恩返しすると思います。

 

まとめてみると

 

まずは、電車に乗れないことを、本人の努力不足だと思わないことです。

 

次に、本人がどうしたら電車に乗れるか考えることです。

 

または、本人が「自発的に」電車に乗るためのサポートをする。

 

最後に!たとえ電車に乗れなくても、人生は切り開けることを信じましょう!希望の「のぞみ」と「ひかり」を持ちましょう。

 

3つの記事に分けて、書きました。

 

こんなに長く書くとは思いませんでした。書き出したら電車みたいに止まりませんでした(笑)

感想あれば、ぜひコメント欄にどうぞ。

今日の終着駅

名前
たとえ電車に乗れず進めなくても、人生は進む

 

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藤永智也

広島県福山市在住



・「栄養」「自律神経」の観点で健康サポーター

・人生の「見直し」「立ち上がり」サポーター



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