2. 電車に乗れない鉄道ファン!!パニック障がいと電車の付き合い方(中編)

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1(前編)では、パニック障がいのことと、僕のエピソードをお伝えしました。



2(中編)では、パニック障がいの人が電車とどう付き合っていいか、僕の経験や考えをお伝えします。

 

自分が電車に100%合わせるのが大前提

 

当たり前のことですが、あえて詳しく書きます。



電車は、自分ひとりのために、スピードを緩めたり止まってくれるわけではありません。



鉄道は、ダイヤ通り動くことが魅力であり、使命の1つです。

だから、例外はありますが、基本的には自分のために動いてくれません。



そして、鉄道は、駅の間隔・車両の座り心地・スピードが路線によって違います。

同じ路線でも、時間帯で混雑度合いが違います。

 

どこの座席に座れるか、乗ってみないと分からないし、立つときはドアの横なのか、つり革に掴まるか、事前に予想できません。

つまり、人間は、乗るたびに、電車という「相手」に自分が100%合わせます。

 

人間はそれを無意識にやってます。

 

 

電車になじむことができない

 

ですが、パニック障がいになると、

・環境

・空間

・他人

これらになじむために、すんごくエネルギーを使います。

 

電車は空間のひとつです。

電車という空間で、スピードや乗り心地になじむまで、すんごく時間がかかります。

人間関係でも、嫌いな人や苦手な人になじむまで、時間がかかるじゃないですか。

嫌いな人や苦手な人=電車だと思ってください。

 

では、これから具体的に、電車と向き合う対策を伝えてきます。



電車と距離を置く

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

人間誰しも、自分と気が合わない人や嫌いな人がいます。そのときは、相手と距離を置いたりします。

 

電車も同じで、「電車になじむことができない」「電車に身をまかすのが怖い」「電車のことが嫌いだ!」となれば、思い切って電車から離れましょう

 

電車に乗らなくても成り立つ生活であれば、乗る理由がありません。

また無理やり乗れても、トラウマで2回目乗りたいと思わないし、他の人から乗れって言われても、続かないと思います。

 

まずは、電車に乗りたいと思うまで待ちましょう。

車で移動するなど、代案の移動手段があれば、どうしても電車に乗らないといけない理由はありません。

 

ポイントは、「別れる」のではありません。とりあえず「距離を置きましょう」

 

まるでカップルのケンカした後みたいですね(笑)

 

 

電車に乗らざるを得ないとき

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

チャンス!と思いましょう。

何かのきっかけで、電車に乗りたい気持ちが生まれたということです。

 

言い換えれれば、電車に乗れたら、自分の人生、新しい扉が開くワクワクを見つけた!ということです 🙂 

 

例えば。。。「長い距離を移動するとき、車の運転では疲れるから電車に乗ろう」とか

例えば。。。「大都市だと、車で移動するとあまりにも時間がかかりすぎる」とか

例えば。。。「好きな女の子から、1駅乗れたらチューしてあげると言われた」とか

例えば。。。「好きな女の子から、1駅乗れたらチューしてあげると言われた」とか

例えば。。。「好きな女の子から、1駅乗れたらチューしてあげると言われた」とか

 

って、しつこいか(笑)

 

でも、僕は好きな女の子から、1駅乗れたらチューしてあげるって言われたら、頑張って乗りますね(笑)

 

とにかく!電車に乗る理由ができたら、乗る方向に心のベクトルが向かう



つまり、電車という、距離を置いた恋人と再び一緒になるチャンです

 

ギリギリの駅数や距離で乗る

「乗れるか乗れないか分からない、ギリギリの駅数や距離」を乗ってみましょう。

 

達成感を味わいましょう。

「また乗りたい!」と思えること。

「乗るの怖かったけど、思ったより大丈夫だった」の成功体験を増やしましょう。

 

いきなり「快速」「特急」に乗るのは、まずは避けましょう。

いきなり、「がんばって終点まで行くぞ!」と思っても、あまりにも無理すると、次にチャレンジする意欲が下がります。

 

少しずつ駅数や距離を増やしていきましょう。

 

タクシーの連絡先を事前に控えておく。

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

電車に乗る勇気が持てない理由に、

「片道乗れたけど、帰りも乗れるか分からない」

「帰りに電車乗れなかったら立ち往生する」

不安があります。



そのときのために、タクシーの連絡先を事前に調べきましょう。

 

ちなみに僕は、片道乗って、家族に迎えに来てもらったことが何度もありました。



ただ家族がいつもいるわけではないので、「もし電車で帰れなくなっても、タクシーがあるから家に帰れる」手段を持っておきましょう。

「自分でなんとかして家に帰れた」経験があると、自信が持てます。



正直、タクシーはお金かかります。

どんなこともそうですが、「チャレンジにはお金がかかります」。

 

しかし、タクシーという手段があるからこそチャレンジしやすいのです。

 

また、「お金がかかるからチャレンジしない」のは、電車に乗れるチャンスもなくなるので、もったいないことだと思うんです。

 

もしお金を作りたいのでしたら、相談に乗ります。このサイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。いくつかご提案をします。

 

帰れなくなったらホテルに泊まって休む

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

長距離になると、この手を使えると安心できます。

僕も一度だけ経験しましたが、「その日に帰ることをやめる」選択です。



・タクシーは、「帰りに電車乗れなくても、家に帰れるから安心!」のツール

・ホテルは、「そもそもその日に帰れなくても安心!」のツール

この2つを柔軟に使えれば、安心して遠出する気持ちになりやすいです。

 

午前中にチャレンジする

 

1日のうち、疲れていない午前中にチャレンジすると、成功しやすいです。

逆に夜疲れると、エネルギーを使ってしまう電車に乗りたくなくなります。

 

午前中と伝えましたが、できれば9時頃から。

 

なぜなら朝は通勤で電車が混んでて、身動きが取りにくいため、「逃げられない」苦しさが湧きやすいです。

また、ひと目を気にして息がつまりやすく、初めてチャレンジするコンディションとしてはオススメしません。

 

。。。とはいえ、いずれはどの時間帯でも乗れるようになってほしいので、午前中で慣れてきたら、他の時間帯もチャレンジしましょう 🙂 

 

トイレがある車両は安心感アップ

 

苦しい姿を人に見られたくない。恥ずかしい

その気持ち、すんごく分かります。

 

全てではないですが、トイレがついている車両があります。

乗ってて苦しくなったら、人目のないトイレに駆け込む方法があります。

 

逃げ場を確保して、安心感を得る!

 

僕も最初のうちは、トイレの近くの座席に座り、すぐに駆け込めるようにしました。

 

空いていたら、座席で横になり深呼吸

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

空いていて、人の目が気にならないなら、座席に横になっても、個人的にはいいと思います。

 

そして、深呼吸をしましょう。

 

深呼吸するときは、「吸う」より、「吐く」の時間を長めに。吐く時間を10秒取りましょう。

 

吐くことで自律神経が落ち着く効果があります。

 

悪条件をクリアできたらプラスアルファの自信!

 

混んでいる車両、トイレがない車両に乗らざるを得ないときは心理的に嫌ですよね。

 

もちろんあまりにも無理なら次の駅で降りましょう。

 

ただ、そういう場合こそ、乗れるようになったとき、心理的に、

「混んでいる時でも乗れた」

→「混んでいない車両が楽勝」

となります。

 

ピンチをチャンスに変える!ですね。

 

ご褒美を作る、夢を持つ

      「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

例えば1駅乗れたら、ファミチキを買うとか(笑)

駅乗れたら、スタバのカプチーノ買うとか(笑)

 

また、僕は食いしん坊なので、大阪まで乗れたら、そこの友人と会って、たこ焼き、お好み焼き、串カツ、うどん、寿司、てっちりを食べる!とか(笑)

どんだけ食うねん(笑)

 

つまり遠くに行ければ、何かしら楽しめるご褒美が待っています。



もっと言うと、飛行機に乗れたら、南の島へ旅行へいけます。

南国のリゾートホテル!海!スパ!サンセットでトロピカルジュース!!

夢がありますなぁ(笑)

 

ちなみに僕は、2018年に友達と、「10年後(2028年)に、グアムに行こう」と約束をしました

自分で言ったことなので、それまでに電車にも飛行機に乗りたいし、乗れたらグアム旅行のご褒美です!

 

電車の中で苦しくなったら

 

正直耐えるしかありません。電車が自分のために停まりません。

本当に辛かったら、最終手段として、頓服や精神安定剤を飲むと、その場しのぎになります。

(他にいい方法あれば、ぜひコメント欄で教えてください)

 

薬を飲んでから乗ってもあまり意味がない

 

。。。と書きましたが、薬は「最終手段として」「その場しのぎ」だと、僕は思ってます。

 

発作を止める頓服や精神安定剤が世の中にあります。

 

この記事以外、僕は何度も書くと思いますが、「薬は治らない」「自然治癒力を引き出して治す」というこのスタンスを取ります。

 

僕も薬をカバンの中に常時入れてます。

しかしそれは「いざとなったら薬がある」という「お守り」の意味で持ってます。実際、ほとんど使ってません。

 

薬飲んでから乗って成功しても、ドーピングしたようなもので、「結局飲んだから成功した」という理由付けができてしまい、ありのままで成功できるか分からないです

 

しかも薬は副作用や有害物質があるので、少量でも身体の機能を低下させます

 

電車に限らず、色んな場にチャレンジする時も同様です。

 

乗った後、どうしても耐えられなくなったときに緊急的に飲むのはやむを得ないし、そのときは、「電車に乗るチャレンジをした」という自分を褒めましょう。

「チャレンジした上で薬を飲む結果になるのはやむを得ない」と思います。

 

でも、乗る前から飲むのは、僕は賛成しません。乗る前に飲むほど無理するなら、「乗らない」「撤退」したほうがいいと思います。

 

楽勝とさえ思わなくなったら完全勝利!

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

「楽勝だよ」という経験を得た先に待ってるのは、「電車乗ったら当たり前のようにスマホいじってた」のように、電車に意識がいかなくなることです

 

そうなれば完全勝利です!

 

人生として次のステージへ上がったという嬉しさを実感しましょう。

 

この経験を、エピソードとしてネタにしよう

「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」

せっかく時間と労力とお金をかけてチャレンジしてるので、誰にも分かち合いできないのは、もったいないです。

 

日記をつけたり起こった出来事をメモして、「周りと違った経験をしている」ことを伝えてみたら、誰かを助けることができると思います。

 

伝言ゲームで、同じ境遇になった人を助けましょう!

 

まさに僕は、ブログサイトと言う形で社会に発信しています(笑)

 

「安心感」「希望」を持つことが大事

 

まとめると、安心感を持つために何をするか?が電車に乗る意欲につながります。

 

「我慢して乗る」「無理やり乗る」は一度二度なら通用しますが、継続的には続きません。

工夫して、乗れるやり方を探しましょう。

 

また、「乗れた後にこういうことが待っている」という希望を持ちましょう、作りましょう



さて、後編では、パニック障がいの本人の周りの人はどうすればいいか?僕なりの想いをアナウンスします。

 

今日の終着駅

名前
電車という「パートナー」と付き合う方法を見つけよう

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藤永智也

広島県福山市在住



・「栄養」「自律神経」の観点で健康サポーター

・人生の「見直し」「立ち上がり」サポーター



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