1(前編)、2(中編)では、パニック障がいという状況と僕のエピソードをお伝えしました。
今回は、パニック障がいになった本人に対して、周りの人がどう対応すればいいか、僕なりに伝えます。
本人が説明しても、周りに理解されない
まず、僕が周りに、「パニック障がいというのはこういう症状で。。。」とか、「電車に乗れないのは、こういう状況で。。。」と、
建設的に一生懸命説明しても、なかなか伝わらないです。
理由は簡単で、大多数の人は電車に当たり前に乗れるので、「なんで乗れないんだ!?」と思われるのが、自然な流れだと思います。
本人の努力不足だと決めつけない
だからこそ、周りは、本人に「なんで乗れないんだ!?」「そんなはずはない!」と言ってしまうかもしれません。
でも、本人は好きで電車に乗れなくなったのではありません。本人が一番悔しいです。
まずは、周りは、本やネットで検索して、パニック障がいという症状があるんだという発見からスタートしましょう。
また、僕は無理して乗ろうとして、無理やり乗って、電車に乗るのが嫌になった経験があります。
鉄道ファン20年以上のこの僕が!電車に乗るのが嫌になったって言うくらい!苦しい経験をしてます。
鉄道ファンじゃなければ、さらに乗り越えるハードルが高いと思います。
その上で、周りが本人を責めだすと、本人は心を開かなくなって、相談しなくなり、安心感がなくなります。
だからこそ!僕は、パニック障がいになった本人だけではなく、周りの人にも、ぜひこの記事が伝わって、共に乗り越えていく形になると嬉しいです。
専門家や経験者を見つけて相談する
「画像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」
本人が自分から行動できたら一番いいですが、周りが本人のために、情報を集めてあげるといいでしょう。
また、周りが、本人の努力不足だと思ってしまうのは、「なぜ本人が電車に乗れないのか理由が分からない」のが要因だと思います。
理由が分かるとホッとします。対応策も見えてきます。
その上で、まずやることは、「分かる人を探すこと」です。
「分かる人」というのがポイントです。
「分かる人」というのは、パニック障がいの人と向き合ったことのある専門家や、経験者です。
例えば。。。
●腕のいい精神科の医者に診てもらう
→薬を出して解決ではなく、患者や付添の人の話を聞いてくれる医者で、行動の修正をアドバイスをしてくれる医者
●心理カウンセラー
●公的機関へ電話する、足を運んで、情報を得る
→市役所や社会福祉協議会、福祉事務所、福祉施設など
●自助会、互助会、家族会
→公的機関などで情報を得られます。
●ネットやYOUTUBEで「パニック障がい」と検索する
→経験者にコンタクトを取ることができます。
相談できるところは、いーーーーーーーーーーーーっぱいあります!
ぜひ、「分かる人を探す」ために、情報を仕入れてほしいです。
必ず、本人にとっても周りにとっても、ヒントが得られます。
ちなみに藤永も経験談を伝えることができるので、お問い合わせフォームからご連絡いただけたら、相談に乗ります。
本人と「分かる人」をつなげる
情報を仕入れたら、本人に、提案してみましょう。
「電車に乗れるために、(パニック障がいが回復するために)ヒントが得られるかもしれないから、○○さんのところへ行ってみませんか?」と。
ポイントは、押し付けにならないように、本人に選択してもらうことです。
本人が電車に乗れるための扉を開けてあげましょう。
(電車だけに、「扉」を開く(笑))
本人に任せる
まるで投げやりな言い方に見えますが、それも本人のためになると、個人的には思います。
理由は、いくら周りがサポートしても!
最後は本人にとって納得するやり方を実践して!
経験しながら、電車に乗れた!と感じることが一番です。
そして!本人から相談されたときにのるでもいいと思います。
ちなみに僕は、両親には大変申し訳ない言い方ですが、両親のアドバイスはあまり取り入れませんでした。
その代わり
相談する人を自分で決めたり、自分で、どうやったら乗れるか?どう自分でメンタルコントロールできるか?考えたり、実践しました。
そして、電車で片道行って、帰りになって、電車乗れなくなったとき、車で迎えに来てもらう(後述)など、助けてもらいました。
「一緒に乗ってみない?」と提案してみる。
本人にとってすごくありがたい言葉です。
本人に安心感がプラスされます。
安心感がプラスされると、電車に乗る意欲も出ます。
「一緒にやる。一緒に悩む」姿勢を見せてくれる人が信頼されますし、本人も心を開いてくれます。
どんな物事もそうですが、本当に相手のために。。。と思うのなら、自分も時間と労力を割く意識が大事です。
本人が失敗したときの受け皿になる
僕は、まず片道電車に乗って、帰るエネルギーがなかったら、親に迎えに来てもらいました。
また、乗る前に、親に「携帯出れるようにしておいて」と伝えました。
僕は、電車に乗るチャレンジをしたはじめのうちは、片道でギブアップの連続でした。その度に親に迎えにきてもらいまくりでした。
親は、そのことは責めたりしませんでした。
本人がチャレンジしやすいように、失敗したときに周りがフォローしてあげると、本人はさらにチャレンジしやすくなります。
ハッキリ言います!
失敗せずに成功した人はいません!
日本では、「失敗が悪」な空気感はまだまだあると思います。
また、失敗した1回を責める人のアドバイスを聞いてたら、チャレンジできなくなります。
サッカーで10本シュート打って、ゴールを2本入ったとします。
・入らなった8本を責めるのか?
・入った2本を評価するのか?
本人にとって嬉しくて次の意欲が湧くのは、後者だと思います。
本人が達成したら褒める
周りが「電車に乗れるとか当然じゃん」というスタンスでいると、本人は心を開かなくなります。
1駅電車に乗れたら、まずは本人を褒めてあげましょう。
そうすると、本人も、次も頑張ろうと思えてきます。
本人に夢を伝え続ける
僕は大阪の友人から、「大阪までたどり着けたら、一緒に串カツ食べよう!」と言われました。
すごく嬉しかったです!たどり着けるようになりたい!って思います!
電車に乗れた先に何があるか?伝えてあげると本人のモチベーションアップにつながります。
乗れなくてもいい!人生が前に進むアドバイスをする
記事では、乗れるためのアドバイスを書いてますが、
僕は、2番線で、「電車に乗りたいと思うまで待ちましょう」と書きました。
周りにとっては、本人が急に電車に乗れなくなったことを、ビックリして重く受け止めてしまうかもしれません。
ただ、「電車に乗れない」=「人生が進まない」ではありません。
電車に乗れなくても、ある程度は人生は切り開けるんです!
例えば僕は、無理やり電車に乗るのではなく、そのエネルギーを、他のことに回しました。
「自己分析を徹底的にする」
「将来何をしたいか考える」
「お金の勉強をする」
「開業届け出して、仕事を仕入れる」
とか。
電車に乗れなくても、人生は、切り開けます!
その結果、まさか開業届を出すとは思いませんでしたが(笑)
周りは、本人の人生を応援してほしいです。
電車に乗れてなくてショックを受けてる本人に、
将来が切り開くために、どんな言葉をかけたらいいか?どんな道筋や夢を提案したらいいか?伝えてあげることが大事だと思います。
本人は、その言葉をありがたいと受け止め、周りや社会に恩返しすると思います。
まとめてみると
まずは、電車に乗れないことを、本人の努力不足だと思わないことです。
次に、本人がどうしたら電車に乗れるか考えることです。
または、本人が「自発的に」電車に乗るためのサポートをする。
最後に!たとえ電車に乗れなくても、人生は切り開けることを信じましょう!希望の「のぞみ」と「ひかり」を持ちましょう。
3つの記事に分けて、書きました。
こんなに長く書くとは思いませんでした。書き出したら電車みたいに止まりませんでした(笑)
感想あれば、ぜひコメント欄にどうぞ。
今日の終着駅
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藤永智也
広島県福山市在住
・「栄養」「自律神経」の観点で健康サポーター
・人生の「見直し」「立ち上がり」サポーター
「健康」 「日常生活」 「将来の不安」など、
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